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クリーニング経営コラム

まだまだやれるクリーニング業界2019

2019年のクリーニング業

あけましておめでとうございます
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます

平成最後の年は希望と行動力をもって挑みたいと思います。しかしクリーニング業界にとっては相当厳しい年になりそうです。昨年まで日本経済を支えていたのは輸出産業です。実感がわかないと言われながらも自動車を中心とした輸出産業が景気を引っ張っていました。実感がわかなかったのは国内産業が活性化して景気が上向いたのではなく、外国の好況に乗って貿易により利益を出す企業が日本の産業をリードしたからです。

ところが米中貿易摩擦により景気の先行きが不透明になってきました。そして今年は10月からの消費税増税があります。クリーニング業界にとっては厄介な年になりそうです。

このような中でクリーニング料金の値上げをどうするのか。昨年から相当厳しくなった人手不足問題で、クリーニング工場が維持できない。クリーニング店が閉店に追い込まれるなどの事態も起こるかもしれません。相当の覚悟はしておいてもよいと思います。

5月には元号が変わります。お祭り状態もおこると思います。私たちは足許を固めて、楽しいことも厳しいことも受け入れて、クリーニングという事業を選んだのですから立派に行動したいと思います。

2019年1月10日


まだまだやれるクリーニング業界

クリーニング業界は成長期、円熟期、そして縮小期の軌道を巡り、縮小期に入って長くなると、元気な頃がいろいろ思い出されます。

今から15年前は新規店をどんどん出していた、10年前はチラシをたくさんのクリーニング店で考え、新聞に折り込んでいたなど、あの頃は元気だったと思われます。

成長期は販促らしいことをしなくても、朝から晩まで仕事があり、皆で一生懸命働いて、それでクリーニング業はよく儲かり、好況業種でした。それはいつぐらい前のことかなぁと考えることもあります。

時代が変わって、現在は何と言っても人手不足です。クリーニング工場を新設したり、クリーニング店を出すどころか、今ある店舗を守ることで精一杯です。ここ当分の間はどうにも手の打ちようがありません。ずっと長い間辛抱をしています。

私はコンサルティングをしていますのでジレンマにはまる時が何回もあります。何とかしなければといつも考えています。ところがクリーニング店さんを訪問しますと明るいのに驚きます。年配の方はずっと昔のいい時代を経験したことからくる明るさなのか、あるいは希望を失っていない明るさなのか。まだまだいけると確信を持たせてもらっています。

これからチャンスはある。必ずあると言えるのがこの業界、クリーニング業です。

2019年2月15日